施工事例
Project Case
10メートルを超える大型製品への塗装
■お客様の声をご紹介
精密板金分野において、設備や技術力で品質・コスト・納期など、お客様のご要望に応える福田板金様からいただきましたお声を紹介させていただきます。
角バルブやアングルでの筐体物の精度を得意とされている福田板金様。
村上塗装は、小さなものから1つ数百キロの大きな製品まで、精密な技術で対応させていただいております。
Q1:村上塗装とのお付き合いのきっかけは?
弊社でかなり大きな仕事を頼まれることがあって、頼めるところを探していました。 村上さんの大きな窯があるということは前から聞いていましたが、一度話をさせていただいて、大きな設備がそろっていることはもちろんですが、塗装に関するプロフェッショナルだと感じ、そこお付き合いが始まって気が付くと30年が経っていました。
Q2:村上塗装とお付き合いしてみて、変わったこと、よかったことを教えてください。
以前に比べ、10メートルを超える製品、納期の短い一発勝負の仕事も安心して受注できるようになりました。 製品の安定性、納期などが実現できるようになったからです。短納期や、お客様の無理難題に対しても、「ぜひお任せ下さい!」と即答できるようになりました。 この受注時の自信は村上塗装さんがあってのものです。
これだけ長い付き合いになると、弊社で何日、村上塗装さんで何日で上げて欲しいというのを直談判しながらですがいつも無理を聞いていただいています。
村上塗装さんのバイタリティを分かっているので、とにかくやるときはみんなで一気にやってしまうんです。
だからと言って雑にはやらないし、塗装の工程は抜かずにちゃんとやるので、福田板金の正確な寸法と村上塗装さんの光沢あるきれいな塗装は見ていただいたお客さんの受けがいいです。
中には見栄えをかなり気にするお客様もいるので、板金だけきれいにやっても駄目だし、塗装でコストを上げるわけにもいかない。お客様の納得する物を作るというプライドが品物に対してあって、そうやって作られた品物はちゃんと訴えてくれるんです。
お客さんからは品物の仕上がりの良さを見てもらったときに、もう他の塗装会社さんに出せない、他の板金屋さんに出せないと言っていただけることもあります。
長年やっていると大企業さんはコストの面から時に浮気をされてしまうこともあるのですが、それでも戻って来ていただけるのは、板金や塗装を誠実にきちんとやっているという結果ではないかと思います。
今となっては、お互いなくてはならないという感じになっているのではないかと思います。
Q3:大変なご依頼に対して一緒に乗り越えたエピソードは?
村上塗装さんは、様々な大企業の塗装をやっている事を知っていたので、ある日、特殊な塗料にも関わらずいつもと同じように、私どもの感覚でお願いしたら、「それはちょっと難しいし、時間がかかってしまう」と言う事になったことがありました。
ここで言う難しい塗装とは、フタル酸塗装といって高温で焼けない塗料でした。
船舶によく用いられるもので、何日もかけて固まらせるようなものです。短納期だからといってガンガンできる塗料ではないのですが、村上塗装さんでは本来一か月ほどかかるものを何とか3週間でやってもらい、注意事項もお客様に詳しく説明していただきました。
結果的には、村上塗装さんの経験値と、お客様への丁寧な説明により、納得していただけました。
塗装をして終わりではなく、納品時に、今回の塗装の特徴をや注意点をお客様に説明までしてくださるその姿勢にとても信頼しております。
Q4:メインになる商材は何ですか?
今売り上げを大幅にしめているものは、駅のホームのホームドアです。 駅のホームから落ちないようにする柵の、ホームの下側に鉄板を曲げたり塗装したものをたくさん付けます。 駅のホームドアを支えるのに下が斜めになってしまうと、ドアの開閉がうまくいかなくなります。それをきれいに穴を開けるために治具などをやっています。 治具を私たちが作り、村上塗装さんに錆び止めを塗ってもらいます。それを80本から100本扱うこともあります。 精密なもので1本100キロぐらいあるものですが、職人さんにうまく扱ってもらえたこともあり、治具に対する評価もかなり上がってきました。 たとえば、私鉄Y線のものは6割、継続的にやっているものは新幹線のホームがうちの治具を利用しています。 駅のホームはすべて形が違うので、そのホーム専用に作って、一回使ったらおしまいです。その精密な仕事も村上塗装さんに支えられています。
Q5:その他ご要望などございましたら教えて下さい
この先機械化が進み、さらに精密な製品も大量生産が可能な時代になると、価格の戦いになることが予想されます。
しかし、これからの時代に生き残っていくものは、人の手でやっていくものだと確信しています。
そういった意味では常に人を育てるということを私たちもやっていかなければいけないですし、村上塗装さんも競争するうえで引き続きどんどん人を育てていただければと思います。
村上塗装さんもそうだと思うのですが、その日の気温や湿度によってもモノ作りの仕方は変わってきます。人間の手や、目や、感覚が大事になってくるんです。
根気よく地道にしっかりやることで、気が付くとお客様から寄ってきてくださいます。
こうして今、福田板金や村上塗装さんのような町工場が生き残っています。
これからもお互い常に人を育てて、技術を高めていきましょう。
今ある技術というのを、私たちが年をとってもこれからの世代に引き継ぐことができればと思います。
福田板金株式会社
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